
売り時・買い時とは?分析方法について解説!②
FXにおける3つの分析方法②|ファンダメンタル分析(基本分析)
株式投資では、企業の業績や財務状況を確認したうえで判断するのが一般的です。
それと同じように、FX取引においても通貨を発行している国の経済状況や金融環境を理解することが重要になります。
こうした経済指標や金融政策、政治的な動きなどの情報をもとに相場を分析する手法が、
ファンダメンタルズ分析(基本分析)です。
FX初心者でも、為替が動く理由(為替ドル相場や金利の影響)を知るだけで、ニュースの見え方は大きく変わります。
この記事では、FXのファンダメンタルズ分析を「経済指標・金利・為替チャートの見方」まで分かりやすくまとめます。
一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、ファンダメンタルズ分析を知ることで、
「なぜ相場が動いているのか」「どの方向に流れやすいのか」といった相場の背景が少しずつ見えてくるようになります。
FXにおける3つの分析方法・第2弾となる今回は、ファンダメンタルズ分析の基本的な考え方から、
FX取引でどのように活用できるのかまでを、初心者にも分かりやすく解説していきます。
テクニカル分析との違い
FXの相場分析は、大きく分けて以下の2つがあります。
・テクニカル分析
・ファンダメンタルズ分析
どちらも相場を分析するための重要な手法ですが、
「何を材料に相場を読むか」 という点が大きく異なります。
テクニカル分析は、過去の値動きをチャートから読み取り、今後の価格を予測する方法です。
ローソク足や移動平均線、MACD・RSIといったインジケーターを使い、
・相場のトレンド(上昇・下降・横ばい)
・エントリーや決済のタイミング
・相場の過熱感
などを判断します。
短期〜中期のトレードで特に使われることが多い分析方法です。
一方、ファンダメンタルズ分析は、国の経済状況や金融政策、政治的要因などから相場の方向性を考える分析方法です。
具体的には、
・経済指標(雇用統計・CPI・GDPなど)
・中央銀行の金融政策(金利の利上げ・利下げ)
・要人発言や地政学リスク
といった「相場が動く理由」そのものに注目します。
中長期のトレンド把握に向いているのが特徴です。
2つの分析は「対立」ではなく「補完関係」
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析は、どちらか一方が正解というものではありません。
・ファンダメンタルズ分析で
→「どちらの方向に動きやすい相場なのか」を把握
・テクニカル分析で
→「いつ・どこで取引するか」を判断
このように役割を分けて組み合わせることで、相場をより立体的に見ることができます。
ファンダメンタルズ分析で注目すべき主な要素
ファンダメンタルズ分析といっても、見るポイントはたくさんあります。
ここでは、FXトレーダーが特に注目している代表的な要素を紹介します。
① 経済指標
各国の経済状況を数値で表したデータです。
発表タイミングによっては、相場が大きく動くこともあります。
代表的な経済指標
・雇用統計
・消費者物価指数(CPI)
・GDP(国内総生産)
これらはFX経済指標として特に注目され、発表前後は為替今日の値動きが大きくなることもあります。
FXでは「数字そのもの」よりも、市場の予想と比べてどうだったかが重要になります。
【雇用統計】
雇用統計は、その国の労働市場の強さを示す指標です。
特に米国の雇用統計は注目度が高く、FX市場でも大きな影響を与えます。
雇用が順調に増えていれば、
① 景気が良い
② 利上げが意識されやすい
③通貨が買われやすい
逆に、雇用状況が悪化していれば
①景気減速懸念
② 利下げ観測
③ 通貨が売られやすい
このように、雇用=景気の土台として見られているため、為替相場に強く影響します。
【消費者物価指数(CPI)】
CPIは、インフレ(物価上昇)の度合いを測る指標です。
物価が上がり続けている場合、中央銀行はインフレを抑えるために利上げを行う可能性が高まります。
・CPIが予想より強い → 利上げ観測 → 通貨が買われやすい
・CPIが予想より弱い → 利下げ観測 → 通貨が売られやすい
FXでは「インフレ=金利=通貨の価値」という流れで意識される指標です。
【GDP(国内総生産)】
GDPは、国全体の経済規模や成長度合いを表す指標です。
経済が成長している国は、企業活動や雇用が活発になりやすく通貨の信頼性も高まりやすくなります。
そのため、
・GDPが予想を上回る → 経済が強い → 通貨が買われやすい
・GDPが予想を下回る → 景気不安 → 通貨が売られやすい
という形で、為替にも影響します。
GDPは速報値・改定値・確定値のように複数回に分けて発表される点にも注意が必要です。
初回発表時に大きく動いても、その後の修正で相場の評価が変わることもあります。
ポイント
これらの経済指標は「相場を動かすスイッチ」のような存在です。
ただし、
✔ 数字が良い=必ず上がる
✔ 悪い=必ず下がる
ではありません。
市場の予想との差やすでに織り込まれているかどうかが値動きを左右します。
FXとは、国の通貨を売買して差益を狙う取引なので、物価(CPI)や
成長率(GDP)といった“国の状態”がそのまま為替に反映されやすいのが特徴です。
② 金融政策(政策金利)
各国の中央銀行が行う金融政策も、為替に大きな影響を与えます。
・利上げ → 通貨が買われやすい
・利下げ → 通貨が売られやすい
注目されやすいイベント
・FOMC(米国)
・日銀金融政策決定会合
・ECB理事会
政策金利を決定する際、中央銀行は雇用統計や物価指数だけでなく、住宅市場の動向にも 注目しています。
例えば、米国の住宅販売保留指数は、金利上昇が住宅購入にどの程度影響しているかを測る指標の一つです。
住宅市場が冷え込めば、「高金利が景気を抑えすぎているのではないか」という判断につながる可能性もあります。
特に米国金利は為替ドル相場に直結しやすく、FOMC前後は為替チャートリアルタイムで監視する人も多いです。
④ 地政学リスク
戦争・紛争・テロ・自然災害など、
突発的な出来事が相場に影響を与えるケースです。
・リスク回避で円やドルが買われやすくなる
・予測が難しいため注意が必要
ファンダメンタルズ分析は「当てにいくための分析」ではなく、
想定外の値動きに振り回されないための分析と考えると、取り入れやすくなります。
ファンダメンタルズ分析の特徴
【メリット】
・中長期のトレンドを把握しやすい
・相場の「背景」を理解できる
・大きな流れに逆らいにくくなる
【デメリット】
・短期トレードには不向きな場面もある
・情報収集に時間がかかる
・すでに相場に織り込まれている場合もある
まとめ|ファンダメンタルズ分析は「相場の地図」
ファンダメンタルズ分析は、短期の値動きを当てにいくための分析というよりも、
「今の相場は、どんな流れの中にあるのか」「どちらの方向に動きやすい環境なのか」を
理解するための相場の地図のような存在です。
経済指標・金融政策・要人発言・地政学リスクなどを知っておくことで、
・急な値動きに過剰に驚かなくなる
・なぜ相場が動いたのかを後から説明できる
・大きな流れに逆らうトレードを減らせる
といったメリットがあります。
最初からすべてを完璧に理解する必要はありません。
✔ 重要な経済指標の存在を知る
✔ 金利と通貨の関係を意識する
✔ ニュースと相場を結びつけて見る
為替ドルや為替ユーロなど主要通貨は、同じニュースでも反応が違います。
まずは為替チャートで「ニュース→値動き」をセットで見ていきましょう。
次回予告|FXにおける3つの分析方法③ センチメント分析
次回は、「市場参加者の心理」に注目するセンチメント分析について解説します。
・なぜ悪いニュースでも相場が上がることがあるのか
・なぜみんなが強気のときほど危ないのか
・相場の「空気感」はどうやって読むのか
といった、テクニカル・ファンダメンタルだけでは説明できない部分を初心者向けにわかりやすく紹介していきます。
3つの分析方法を組み合わせることで、FXの相場はもっと立体的に見えるようになります。
ぜひ次回もチェックしてみてください✨
それではこの分析方法を使って取引をしてみましょう!
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