お知らせ&リサーチ

国際決済銀行（BIS）が、ステーブルコインが伝統的な金融システムにリスクをもたらす可能性があると診断した。ブルームバーグによると、BISは報告書を通じて「2023年以降、ステーブルコインの時価総額が2倍に増加し、2550億ドルを記録した。ステーブルコインの時価総額の増加と伝統的な金融システムとの連携強化により、より綿密な規制監督が求められる。特にステーブルコインには基本的な消費者保護措置が不足しており、金融当局が犯罪活動関連資産の凍結を要請する際に、発行者に全面的に依存しなければならない問題も存在する。また、全体のステーブルコイン時価総額の90%以上がドル建てステーブルコインであることを考慮すると、既存の外国為替規制にもリスクをもたらしうる」と診断した。

仮想通貨総合情報プラットフォームのコインマーケットキャップの「アルトコインシーズン指数」が前日より2ポイント下落し28を記録した。アルトコインシーズン指数は、時価総額上位100コイン（ステーブルコイン・ラップドコイン除く）とビットコインとの価格変動率を比較して算出される。上位100コインのうち75％の上昇率が過去90日間でビットコインの上昇率より高ければアルトコインシーズン、反対の場合はビットコインシーズンと判断する。100に近いほどアルトコインシーズンとみなす。

オンチェーン分析サイト「オンチェインレンズ」によると、4ヶ月間活動がなかったクジラのウォレットが、1000 BTC（約117億円）をバイナンスに入金した。これにより、約6880万ドルの利益を得たものと推定される。このウォレットは現在、1100 BTC（約129億円）を保有している。

オンチェーンレンズによると、イーサリアム財団関連のアドレスが1206.7 ETHを361万USDCで売却した。このアドレスは過去24時間で合計2416.7 ETH（710万ドル）を売却した。アンバーCNは、このアドレスがイーサリアム財団から運営資金の支援を受けている非営利研究開発組織アルゴット・コレクティブ（Argot Collective）であると推定した。

BTCが爆発的なラリーを見せ、年末までに最大50万ドルまで上昇する可能性があるという分析が出た。匿名の仮想通貨アナリストapsk32は、「BTCの価格変動は、時間経過に伴うBTCの指数関数的な上昇を反映する数学的モデルである「長期パワーカブトレンドライン」に従っている。現在BTCは「極端な強欲」ゾーンに位置しており、これは4年ごとに現れる急騰ゾーンである。ラリーの頂点だった2013年、2017年、2021年にもBTCはこのゾーンに位置していた。この4年周期が繰り返されれば、BTCは今年のクリスマスまで最低20万ドル、最大30万ドルまで上昇するだろう」と予測した。無期限先物取引所RailsのCEOサトラジ・バンブラは、「米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ可能性と景気刺激策がBTC上昇を牽引する触媒となりうる。この場合、BTCは年末までに最低30万ドル、最大50万ドルまで急騰するだろう」と診断した。

仮想通貨データ提供業者のアルタナティブ（Alternative）が独自に算出した「恐怖・貪欲指数」が、前日より8ポイント上昇した79を記録した。投資心理が改善され、貪欲段階から極端な貪欲段階へ移行した。この指数は、0に近いほど市場の極端な恐怖を示し、100に近いほど極端な楽観を示す。恐怖・貪欲指数は、ボラティリティ（25％）、取引量（25％）、SNSでの言及量（15％）、アンケート（15％）、ビットコインの時価総額比率（10％）、グーグル検索量（10％）などを基準に算出される。

来週、暗号資産関連法案の処理を控えて、アメリカ議会内の政治的対立が深まっているとコインテレグラフが報じた。民主党下院議員たちは、来週の投票が予定されているステーブルコイン規制法（GENIUS）、デジタル資産市場構造法案（CLARITY）、CBDC禁止法に反対の立場を表明した。下院金融サービス委員会の民主党トップ、マキシン・ウォーターズは、「これらの法案は、消費者保護および国家安全保障の措置が不足しているだけでなく、トランプの暗号資産詐欺に議会が共謀するように仕向けるだろう」と指摘した。スティーブン・リンチ下院議員は、「共和党は暗号資産の脆弱性と悪用の可能性を無視している」と批判した。

ロシアとつながりのある仮想通貨取引所ビッツラト（Bitzlato）の元CEO、アナトリー・レグコディモフが、ドナルド・トランプ米国大統領に恩赦を求めたとロシア国営通信社のタス（TASS）が伝えた。ビッツラトは米司法省の制裁対象取引所である。レグコディモフは、2023年にビッツラトがダークウェブの取引通路として使われたことを認め、18ヶ月間服役した。

ナスダック上場企業のシャプリンク・ゲーミング（ティッカー：SBET）がイーサリアム（ETH）を戦略的備蓄に充てると発表した中、過去4時間でOTC取引とコインベース・プライムを通じて追加で21,487 ETH（6426万ドル）を購入したとルクオンチェーンが伝えた。以前、シャプリンクはイーサリアム財団から直接10,000 ETH（2572万ドル）を購入していた。

流動性リステーキングトークン（LRT）プラットフォームであるインセプションがサービスを終了することになったと、ザ・ブロックが伝えた。プロダクトとマーケットフィットを確保できなかったためとの説明だ。