2010年の設立以来、海外FXブローカー IronFXは機関投資家レベルの取引環境を個人投資家に提供するという明確なビジョンのもと、着実な成長を遂げてきました。世界180カ国以上で展開し、500以上の金融商品を取り扱う同社は、2025年に創立15周年という重要な節目を迎えます。
高いレバレッジと充実したボーナス制度で知られる一方、過去のトラブルを乗り越え、業界で150以上の権威ある賞を受賞するまでに至った背景には何があるのか。そこで今回、Land Prime Media 編集部では、事業開発・営業部門統括のランプロス・サバ氏に、同社の歩みと今後の戦略について詳しく伺いました。

ランプロス・サバ
IronFX 事業開発・営業部門統括部長
キプロス出身。欧州の主要金融機関で10年以上の経験を積み、外国為替市場と金融商品開発に精通。2015年にIronFXに入社し、アジア太平洋地域の事業拡大を主導。特に日本市場への参入戦略を担当し、規制対応と顧客サービス向上に注力。金融工学修士号を保有し、英語、ギリシャ語、日本語に堪能。業界の透明性向上と顧客保護を重視した営業方針で知られ、現在は事業開発・営業部門統括として、IronFXのGlobal展開を指揮している。
IronFX(アイアンFX) Globalの現在のポジション

まず、IronFXの現在の事業規模と市場での位置づけについてお聞かせください。

IronFXは現在、世界180カ国以上で数百万人のトレーダーにサービスを提供しており、6つの資産クラスにわたって500以上の金融商品を取り扱っています。私たちは単なるFXブローカーではなく、包括的な金融サービスプロバイダーとして、機関投資家向けの取引条件を個人投資家の皆様にも提供することを使命としています。

最大2,000倍のレバレッジ、充実したボーナス制度、そして24時間体制のカスタマーサポートにより、初心者から上級者まで幅広いトレーダーのニーズに対応しています。特に約定力の高さには定評があり、スキャルピングトレーダーの皆様からも高い評価をいただいています。
IronFX Global 15年間の成長の軌跡

2025年で創立15周年を迎えられますが、これまでの成長過程で最も重要なマイルストーンは何でしたか?

15年という歳月を振り返ると、いくつかの重要な転換点がありました。まず2010年の創設時、私たちは機関投資家向けの取引環境を個人投資家にも提供するという、当時としては革新的なビジョンを掲げました。これが全ての基盤となっています。

2015年頃までの成長期では、MetaTrader 4の早期採用と堅固な運営システムの構築に注力しました。この時期にIronFX TVを開設し、独自のマーケット分析と教育コンテンツの提供を始めたことも大きな転換点でした。

近年では、AI技術やデータ分析機能の導入、モバイル取引環境の大幅な改善を実現しました。これらの技術革新により、トレーダーの皆様により精度の高い市場情報とリアルタイムでの意思決定支援を提供できるようになっています。

業界で150以上の賞を受賞されていますが、これらの評価はどのような意味を持ちますか?

これらの受賞は、私たちのサービス品質と継続的な改善への取り組みが業界で認められた証拠です。特に2024年には「Best CFD Brokerage Firm」「Best Multi-Asset Broker」「Best Islamic Forex Broker」を受賞しました。

これらの栄誉は単なる表彰ではなく、私たちが多様なクライアントのニーズに最高レベルで応えている証明です。イスラム金融への対応からマルチアセット取引まで、幅広い要求に応える包括的なサービスを提供していることが評価されています。
IronFX Academyなど教育や技術革新への取り組み

IronFX Academyやソーシャルトレーディングツールなど、教育・コミュニティ構築にも力を入れていますね。

教育は私たちの事業戦略の中核を成しています。IronFX Academyでは、初心者向けの基礎講座から上級者向けの高度な戦略まで、多言語でのウェビナー、チュートリアル、包括的なコースを提供しています。

ソーシャルトレーディング機能では、優秀なトレーダーの取引を観察し、フォロー、コピーすることが可能です。これにより、経験の浅いトレーダーも学習しながら取引に参加でき、取引コミュニティ内でのコラボレーションと学習を促進しています。

私たちは単に取引プラットフォームを提供するだけでなく、トレーダーのスキル向上と成功をサポートするエコシステム全体を構築しています。
IronFXのGlobal展開における規制対応と信頼性

Global展開において、各国の規制への対応はどのように行っていますか?

規制対応は私たちの最優先事項の一つです。現在、グループ会社のNOTESCO UK LIMITEDが英国FCA(金融行動監視機構)のライセンスを保有しており、これは業界で最も信頼性の高いライセンスの一つです。

また、戦略的に重要な管轄区域において追加ライセンスを取得し、規制カバレッジを拡大しています。社内には専任のコンプライアンスチームを設置し、各国の規制要件に確実に準拠するよう厳格な管理を行っています。

顧客資金については完全分別管理を実施しており、万が一の事態でも分別された資金から出金いただけるシステムを構築しています。
IronFXの過去の課題と改善への取り組み

過去に日本市場からの一時撤退や出金遅延などの問題があったと聞いていますが、現在の状況はいかがですか?

過去の問題については率直にお話しします。2014-2015年の日本市場からの一時撤退は、日本の金融庁からの通達により余儀なくされたもので、事前予告の上で既存顧客の取引清算を行いました。一部のお客様には十分な情報が行き届かず、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします。

出金拒否の噂についても、私たちは取引規約違反以外での出金拒否は一切行っていません。過去の問題の多くは、第三者による不正行為や規約違反に起因するもので、正当な取引を行っているお客様の出金が拒否されることはありません。

これらの経験を踏まえ、現在では透明性の向上、コミュニケーションの改善、そして専用の日本人サポートチームの設置により、同様の問題の再発防止に努めています。
今後の戦略と展望

15周年を迎える今、今後の事業戦略についてお聞かせください。

私たちの次の章は、これまで以上にイノベーション、透明性、信頼にフォーカスして書かれます。技術面では、より優れた新たなシステムを活用し、トレーダーの皆様により使いやすいプレットフォームを目指すとともに、MT5を導入予定です。

また、モバイル取引環境のさらなる改善と、新しい資産クラスの追加も計画しています。デジタル資産への対応も検討しており、市場の変化に敏感に対応していく予定です。

さらに、ロイヤリティプログラムを立ち上げ、IronFXで取引することのメリットをより感じていただけるように新たなプログラムを構築中です。

最後に、プロの投資家の皆様へのメッセージをお願いします。

プロの投資家の皆様には、IronFXを単なる取引プラットフォームではなく、真のパートナーとして活用していただきたいと考えています。私たちの500名以上のスタッフ、30以上のサーバーインフラ、そして15年間で培った専門知識は、すべて皆様の成功のために存在しています。

競争が激しい業界において、多くのブローカーが短期間で消えていく中、私たちが15年間成長を続けてこられたのは、「チームの結束力とイノベーション」という核となる価値観を貫いてきたからです。競争セーリングチームのような精密さと結束力で、同じ目標に向かって取り組んでいます。

過去の経験から学び、常に改善を続ける姿勢こそが、長期的な成功の鍵だと信じています。プロの投資家の皆様と共に、次の15年に向けて歩みを進めていきたいと思います。
インタビューを振り返って
今回のインタビューを通じて、IronFXが単なる海外FXブローカーを超えた、包括的な金融サービスプロバイダーとしての側面を持つことが明確になりました。過去のトラブルを率直に認めつつ、それを改善の機会として活用する姿勢は、成熟した企業としての責任感を感じさせます。
特に、技術革新への継続的な投資と教育への注力は、単に取引環境を提供するだけでなく、トレーダーの成長を支援するエコシステムの構築を目指していることを示しているといえるでしょう。15周年という節目を迎えたIronFXの、今後の展開に注目したいですね。
\100%入金ボーナスをもらう!/